英語サイト制作・ホームページ制作会社の選び方と費用相場

執筆者 | 2026-08-27 | マーケティング関連

 

英語サイト制作は、日本語サイトの翻訳ではなく、英語圏の検索意図に合わせた設計が成否を分けます。費用の目安は、日本の制作会社で50万〜300万円、米国の制作会社で$5,000〜$30,000、AIを前提にした制作なら1ページ$500〜です。

「英語サイトを作ったのに海外から問い合わせが来ない」「制作会社の見積もりが会社によって10倍違う」「翻訳しただけのサイトでは成果が出ないと聞いたが、何が違うのか分からない」——この記事は、そのような英語ウェブサイト制作への疑問を解決いたします。

米国テキサスを拠点に日本企業の英語サイト制作と英語SEOを支援するJU Marketingのシニアコンサルタントが、制作会社の4つのタイプと主要9社の比較、失敗しない選び方7つの基準、円・ドル併記の費用相場、制作の流れ、AI検索時代に必要な設計まで、依頼前に必要な判断材料を1本にまとめています。日本語圏では「英語サイト制作」「英語ホームページ制作」「英語Web制作」が同じ意味で使われますので、本記事では「英語サイト制作」で統一します。

英語サイト制作とは?「翻訳」と「制作」の決定的な違い

英語サイト制作は翻訳ではなく英語圏の検索意図に合わせた設計

英語サイト制作とは、英語で情報を探す読者の検索行動と文化に合わせて、構成・コンテンツ・デザイン・技術設定を設計し直す仕事です。日本語サイトの文章を英語に置き換える「翻訳」とは工程も成果物も異なります。

違いを一言でいえば、翻訳は「日本語の文章を英語にする」作業で、制作は「英語圏の読者が探し、読み、行動する流れを作る」作業です。たとえば日本語サイトのトップページは会社の歴史や理念から始まることが多い一方、米国の企業サイトは「誰の、どんな課題を、どう解決するか」を最初の一画面で示すのが標準です。日本語の構成のまま英訳すると、文章は正しくても「何の会社か分からないサイト」になります。

もう一つの違いは、集客の設計です。英語圏の読者はGoogleやAIチャットで課題を検索してサイトにたどり着きます。したがって、英語サイト制作では最初に「どの英語キーワード・どの質問で見つけてもらうか」を決め、その検索意図に沿ってページ構成を組みます。英語SEOの具体的な進め方は英語SEO対策のやり方とコツ10選で解説しています。

翻訳だけで作ったサイトによくある失敗は、①和製英語や直訳表現で信頼を失う、②住所・電話番号・日付・単位が日本仕様のままで問い合わせにたどり着けない、③英語キーワードで検索されないため誰にも見つけてもらえない、の3つです。この3つを避けることが、英語サイト制作会社を選ぶ基準の出発点になります。

英語サイト制作会社は4タイプ|特徴と向き不向き

英語サイト制作会社4タイプの特徴と向き不向き

英語サイト制作を請け負う会社は、①日本国内の制作会社、②翻訳会社・多言語専業の制作会社、③海外に拠点を持つ日系の制作会社、④AIを前提にした少人数・米国拠点の制作会社、の4タイプに分かれます。費用・納期・英語品質・現地SEO・法規制対応・体制の6軸で比較すると、向き不向きがはっきりします。

比較軸 ①日本国内の制作会社 ②翻訳会社・多言語専業 ③海外拠点の日系制作会社 ④AI活用型(米国拠点・少人数)
費用の目安 中小 80万〜150万円、大手 300万円〜(翻訳費は別) 翻訳費(日英 1文字10〜16円)+制作費 $3,000〜(公開例)、中規模以上は要見積もり 1ページ $500〜、ホスティング $360〜/年
納期の目安 2〜3ヶ月 1.5〜3ヶ月 4〜8週間 1〜2週間(5〜7ページ)
英語の品質 外部翻訳者に依存。ネイティブ校正の有無は会社次第 翻訳品質は高い。マーケティング視点は会社次第 現地スタッフ・ネイティブ校正が入りやすい AI下書き+米国在住ネイティブ校正
英語SEO・AI検索 日本のSEO経験が中心。英語圏の検索意図は要確認 SEOは対象外のことが多い SEO対応をうたう会社は多いが深さに差 設計段階から英語SEO・AEO・GEO・LLMOを組み込む
法規制(ADA・プライバシー) 対応経験は少ない 対象外 米国事情に詳しい会社が多い ADA・Cookie同意・米国プライバシー法を前提に設計
体制(窓口と実作業) ディレクター経由。分業で伝言が増える 翻訳者とWeb制作が別会社になることも 会社により外注(White Label)あり シニアコンサルタントが窓口と実作業を兼ねる
向いているケース 日本本社主導・日本語での意思疎通を最優先 既に英語サイトがあり翻訳品質を上げたい 現地で相談したい在米企業 短納期・低予算で英語圏の集客まで一体で進めたい

①日本国内の制作会社

日本語で打ち合わせでき、日本本社の承認フローに合わせやすいのが最大の利点です。一方で、英語コンテンツは外部の翻訳者に出すことが多く、英語圏の検索意図やADAなど米国の法規制に関する知識は会社によって大きく差があります。国内の制作会社に頼む場合は「英語圏での実績をURLで示せるか」「ネイティブ校正が制作費に含まれるか」の2点を先に確認してください。

②翻訳会社・多言語専業の制作会社

翻訳の品質管理(用語集・ネイティブチェック・ポストエディット)に強く、既に英語サイトがあって表現の質を上げたい場合や、多言語展開を前提にする場合に向いています。ただし、翻訳会社の本業は翻訳であり、キーワード設計や集客の導線設計は範囲外のことが多いため、SEOやAI検索対応を求める場合は別の専門家との組み合わせが必要です。

③海外に拠点を持つ日系の制作会社

現地の商習慣や表記に慣れており、時差の面でも米国のクライアントには相談しやすい存在です。ロサンゼルス・ニューヨークに拠点を置く会社が多く、日本語で相談できます。注意したいのは、会社によって外注(ホワイトラベル)で制作している場合があることと、自社サイトの英語SEOで結果を出せていない会社が少なくないことです。後述の一次データを参考に、実力を見極めてください。

④AIを前提にした少人数・米国拠点の制作会社

AIで市場調査・原稿の下書き・実装の工数を圧縮し、米国在住のネイティブが校正する体制で、短納期・低予算でも英語圏の集客設計まで一体で進められるのが特徴です。窓口と実作業者が同じシニアコンサルタントであるため、伝言ゲームが起きません。一方で「AIを使いこなす設計者かどうか」で成果が大きく変わるため、AI活用の範囲(翻訳だけか、設計・制作・運用までか)を確認する必要があります。当社JU Marketingはこのタイプです。従来型の制作会社で成果が出にくい構造的な背景は英語サイトで問い合わせが来ない理由|AI時代のWeb制作業者の構造問題で解説しています。

ポイントは、費用の安さではなく「誰が設計し、誰が英語を書き、誰が公開後に運用するのか」で選ぶことです。同じ「英語サイト制作」でも、翻訳会社は集客設計を前提にしていないことが多く、国内の制作会社は英語圏の検索意図やADA(アクセシビリティ)の知識に差があります。海外拠点の会社と国内の会社の違いは、地域軸で整理したアメリカのホームページ制作会社の選び方と費用相場もあわせてご覧ください。

英語サイト制作に強い制作会社9社【比較表】

英語サイト制作で検索したときに上位に表示される国内5社、米国に拠点を置く日系3社、当社の計9社を、各社公式サイトの記載(2026年8月時点)をもとに比較しました。掲載順はタイプ別で、優劣を示すものではありません。最新の内容は各社にご確認ください。

会社 拠点 得意領域(公式サイト記載) 料金の公開 英語品質・AI活用の記載
株式会社GIG 東京 英語サイト制作・多言語サイト制作、各国に合わせたSEO設計・情報設計、WordPress構築 非公開 各国向けデザイン・情報設計の記載あり。AI活用の記載は確認できず
シトラスジャパン株式会社(Citrus Japan) 東京都新宿区(1977年設立) 英語ホームページ制作・多言語サイト制作専業、英語コピーライティング、AI翻訳+ネイティブチェック 非公開 バイリンガルコーディネーター、AI翻訳+ネイティブチェック(ポストエディット)の記載あり
株式会社クライマークス 東京都中央区 コーポレートサイト制作、多言語サイト制作、ネイティブ翻訳・ネイティブチェック 非公開 ネイティブ翻訳・チェックの記載あり。AI活用の記載は確認できず
JPC株式会社 京都本社・東京オフィス 多言語サイト制作、海外向けSEO対策、WordPress・CMS開発 料金ページあり 各国の表記ルールに合わせた翻訳の記載あり。AI関連サービスのメニューあり
株式会社アークコミュニケーションズ 東京都港区 翻訳・通訳会社によるグローバルサイト制作(日本語・英語・中国語) 翻訳料金表は公開、Web制作は非公開 翻訳会社としての多言語体制。AI活用の記載は確認できず
tkwebsys ロサンゼルス・ニューヨーク 英語サイト制作、多言語サイト・翻訳、サーバー構築・運用、SEO・SEM、サイト運営代行 非公開 ローカライズした英語サイト制作の記載あり。AI活用の記載は確認できず
Seeknet USA トーランス(ロサンゼルス)・ニューヨーク/ニュージャージー・アトランタ Web制作、オンラインマーケティング、システム開発、ITインフラ 非公開 SEO・コンテンツマーケティングの記載あり。AI関連のブログ記事あり
MultiNet(STS Innovation) サンタクララ・ニューヨーク 米国向けウェブサイト制作、米国プライバシー法・アクセシビリティ対応、システム開発 スタータープラン $3,000〜(トップ+5ページ+フォーム) SEO対策・アクセシビリティ対応の記載あり。AI活用の記載は確認できず
JU Marketing(当社) テキサス AI活用型の英語サイト制作・運用、AEO・GEO・LLMO・SEO、英語コンテンツ、越境EC $500〜/ページ、ホスティング $360〜/年 AI下書き+米国在住ネイティブ校正。AI活用を前提に設計・制作・運用

比較表を見るときの着眼点は3つです。第一に、料金を公開しているかどうか。公開している会社は見積もりの構造が明確で、追加費用の予測がしやすい傾向があります。第二に、英語の品質をどう担保しているか。「ネイティブが関与」とだけ書かれている場合は、翻訳者なのか校正者なのか、米国在住かどうかまで確認します。第三に、AIをどう使っているか。AI翻訳を使うこと自体は一般的になりましたが、設計・制作・運用までAIを組み込んで工数を下げているか、翻訳だけAIに置き換えているかで、費用も成果物も変わります。この3点を確かめる質問は、次の「7つの基準」でそのまま使えます。

当社の英語サイト制作の内容・料金・制作の流れは英語サイト制作・運用サービスでご確認いただけます。

失敗しない英語サイト制作会社の選び方|7つの基準

失敗しない英語サイト制作会社の選び方7つの基準

英語サイト制作会社を選ぶ基準は、①ネイティブ校正の体制、②英語SEO・AI検索の設計力、③英語圏での実績、④CMS・多言語設計の技術、⑤法規制への対応、⑥直接契約と体制、⑦料金の透明性、の7つです。それぞれ、依頼前に確認すべき質問とあわせて解説します。

基準1:英語をネイティブが校正する体制があるか

英語圏の読者は、不自然な英語を数秒で見抜きます。AI翻訳の精度は上がりましたが、業界用語・トーン・文化的なニュアンスは依然として人の判断が必要です。確認したいのは「翻訳者がネイティブか」ではなく「公開前にネイティブが校正するか」「その校正者は米国(または対象国)在住か」です。質問例:「英語コンテンツは誰が書き、誰が校正しますか?校正者の居住国を教えてください。」

基準2:英語SEOとAI検索(AEO・GEO・LLMO)を設計段階から組み込めるか

英語サイトは「作ってから集客を考える」と手戻りが大きくなります。キーワード設計、見出し構成、構造化データ、AIに引用されやすい直答型のコンテンツは、設計段階で決めるものです。質問例:「このサイトで狙う英語キーワードと、AI検索に引用されるための設計を提案書に含めてもらえますか?」提案書にキーワードの根拠(検索数・競合)が書かれていない会社は、集客を前提にしていない可能性があります。

基準3:英語圏での実績をURLと数値で示せるか

「海外向け実績多数」という言葉だけでは判断できません。実際のURLと、公開後の流入・問い合わせの変化を数字で示せるかを確認します。質問例:「英語サイトの制作実績を、URLと公開後の成果指標(オーガニック流入や問い合わせ数)つきで教えてください。」制作会社自身の英語ページが検索で見つかるかどうかも、実力を測る簡単な方法です(後述の一次データを参照)。

基準4:CMS・多言語設計(URL構成・hreflang)の技術があるか

日本語サイトと英語サイトを併存させる場合、サブディレクトリ・サブドメイン・別ドメインのどれにするか、hreflangをどう設定するかで、検索エンジンの評価が変わります。WordPressでの多言語化やURL設計の考え方は多言語サイト制作の完全ガイドにまとめています。質問例:「日英2言語のURL構成とhreflangの設計案を出してもらえますか?」

基準5:ADA(アクセシビリティ)と米国プライバシー法に配慮できるか

米国では、ウェブサイトのアクセシビリティを理由にした訴訟が実際に起きています。また、Cookie同意やプライバシーポリシーの表記は州法ごとに要件が異なります。制作時に配慮しておけば追加費用は小さく、公開後の後付けは割高になります。詳しくはADA法とは?英語サイトが突然訴えられる米国の訴訟リスクをご覧ください。質問例:「ADA・WCAGとCookie同意への対応は、制作範囲に含まれますか?」

基準6:打ち合わせの相手と実作業者が同じか(外注丸投げでないか)

米国のデジタルエージェンシーでは、制作工程の一部または全部を外部パートナーに委託し、自社ブランドで納品する「ホワイトラベル」が広く行われています。窓口担当者と実際に手を動かす人物が別だと、「英語でどう表現するか」「どの検索意図を優先するか」といった判断が伝言ゲームの中で薄まります。質問例:「設計・執筆・実装は御社の誰が担当しますか?外部パートナーに委託する工程はありますか?」ホワイトラベルと工数積み上げ型見積もりの背景は英語サイトで問い合わせが来ない理由に詳しくまとめています。

基準7:見積もりが工数積み上げ型か、成果物・パッケージ型か

「ディレクター◯時間+デザイナー◯時間+コーダー◯時間」という工数積み上げ型の見積もりは、関わる人数が増えるほど膨らみます。AIを使いこなす制作会社では、ページ単価や成果物単位の見積もりが一般的になってきました。従来型と AI活用型の工数の違いは従来のWeb制作とAIによるウェブサイト制作の比較で解説しています。質問例:「見積もりの内訳と、追加ページ・追加修正の単価を教えてください。」

英語サイト制作の費用相場【円・ドル併記・2026年版】

英語サイト制作の費用相場(円・ドル併記)

英語サイト制作の費用は、日本の制作会社に依頼する場合で制作費50万〜300万円に翻訳費(日英 1文字10〜16円)が加わり、米国の制作会社では$5,000〜$30,000、AIを前提にした制作では1ページ$500〜が目安です。以下は、日本の相場データ(お名前.com WEB学園、2026年6月)、翻訳料金の業界調査(日本翻訳連盟の調査を報じた翻訳会社の解説)、米国の業界調査(LeadpagesGruffyGoat、いずれも2026年)、各社の公開料金をもとに整理した目安です。

依頼先別の費用相場

依頼先 初期費用の目安 翻訳・英語コンテンツ 備考
日本の制作会社(中小規模) 80万〜150万円 別途。日英翻訳 1文字10〜16円+ネイティブチェック コーポレートサイトの実発注データでは平均約96万円・中央値50万円
日本の制作会社(大手) 300万円〜 別途(翻訳会社と分業が多い) ブランド・大規模サイト向け
日本のフリーランス 10万〜50万円 別途 品質と継続性にばらつき。SEO・運用は含まれないことが多い
翻訳会社・多言語専業 翻訳費+制作費(要見積もり) 含む。翻訳会社の約6割が日英1文字10〜16円 翻訳品質は高いが集客設計は別途
米国の制作会社(エージェンシー) $5,000〜$30,000(大規模は$50,000以上) 英語ネイティブが前提。日本語からの翻訳は別途 工数積み上げ型。外注の中間マージンに注意
米国のフリーランス $500〜$5,000 英語ネイティブが前提 小規模・低予算向け
在米日系の制作会社 $3,000〜(公開されている小規模プランの例) 会社により翻訳込み 中規模以上は要見積もり
AI活用型(JU Marketing) $500〜/ページ、ホスティング $360〜/年 AI下書き+米国在住ネイティブ校正を含む トップ+5ページで$3,000前後〜。AEO・GEO・LLMO・SEO対応込み

費用の内訳と、見積もりで確認する5点

英語サイト制作の費用は、①企画・設計(キーワード設計・サイト構成)、②デザイン、③実装(CMS・レスポンシブ・表示速度)、④英語コンテンツ(執筆・翻訳・ネイティブ校正)、⑤SEO・構造化データ・AI検索対応、⑥ホスティング・ドメイン・SSL、⑦公開後の運用、の7項目で構成されます。見積もりでは次の5点を必ず確認してください。

  • 英語コンテンツの執筆・翻訳・ネイティブ校正が「含まれる」のか「別途」なのか
  • SEO(キーワード設計・構造化データ)が制作費に含まれるのか、オプションなのか
  • ホスティング・ドメイン・SSL・保守の月額(または年額)がいくらか
  • 追加ページ・追加修正の単価と、修正回数の上限
  • 支払い通貨(円・ドル)、為替の扱い、契約主体(日本法人か米国法人か)

試算例:英語コーポレートサイト7ページの場合

日本の中小制作会社に依頼し、翻訳を別途発注する場合:制作費80万〜150万円+日英翻訳(7ページ×約1,000字=7,000字×10〜16円=7万〜11万円)+ネイティブチェック数万円で、合計90万〜170万円程度が目安です。AI活用型のJU Marketingの場合:7ページ×$500=$3,500〜(AI下書き・ネイティブ校正・SEO・構造化データを含む)+ホスティング $360〜/年です。金額の差は品質の差ではなく、工数の構造(多人数の分業か、AIを使いこなす1人の設計者か)の差から生まれます。

自社の場合はいくらになるか知りたい方は、無料コンサルティングでページ構成と概算をお出しします。

英語サイト制作の流れとスケジュール

英語サイト制作は、①要件定義とターゲット設定、②英語キーワード・競合調査、③サイト構成と原稿作成、④翻訳・ネイティブ校正、⑤デザイン・実装、⑥公開・運用、の6ステップで進みます。期間は従来型の多人数チームで6〜10週間、AIを前提にした制作で1〜2週間(5〜7ページ)が目安です。

ステップ 内容 発注側が準備するもの
①要件定義・ターゲット設定 誰に(国・業種・役職)、何を(製品・サービス)、どう行動してほしいか(問い合わせ・資料請求)を決める 日本語サイト、製品資料、ターゲットの仮説
②英語キーワード・競合調査 英語圏の検索意図と競合サイトを調べ、狙うキーワードとページ構成を決める 競合と思う海外企業のURL
③サイト構成・原稿 英語圏の読み方に合わせてページ構成を組み、原稿(日本語または英語)を作る 会社概要・実績・写真素材
④翻訳・ネイティブ校正 AIまたは翻訳者が英語化し、ネイティブが校正。用語集を作る 社名・製品名の英語表記、NGワード
⑤デザイン・実装 CMS構築、レスポンシブ、表示速度、構造化データ、フォーム、hreflang ロゴ・ブランドガイド
⑥公開・運用 Search Console登録、計測設定、コンテンツ更新、順位・AI引用の計測 問い合わせへの英語対応体制

依頼前に準備しておくと制作が速くなる5つのもの

  • 英語サイトの目的と成果指標(問い合わせ数・資料請求数・採用応募数など)
  • ターゲットの仮説(国・業種・役職・抱えている課題)と、競合と考える海外企業のURL
  • 社名・製品名・サービス名の英語表記と、使ってほしくない表現(用語集の元)
  • 写真・ロゴ・ブランドカラーなどの素材と、日本語サイトで流用してよいページの一覧
  • 英語の問い合わせに返信する担当者と、返信までの目安時間

期間を左右するのは制作会社の作業速度よりも、素材(原稿・写真・ロゴ)がそろう速さと、承認フローの回数です。発注前に「誰が原稿を承認するか」「英語の最終確認を誰がするか」を決めておくと、スケジュールが大きく短縮できます。

英語サイト制作でよくある失敗と注意点

英語サイト制作でよくある失敗と注意点

英語サイト制作でよくある失敗は、直訳・和製英語、日本仕様の表記、日本向けの情報設計、技術設定の抜け、公開後の対応体制の不備、の5つに集約されます。いずれも制作前に確認しておけば防げるものです。

  • 直訳・和製英語:「Homepage」「Mail magazine」「Claim」など、英語圏で意味が通じない、または別の意味になる表現が残る。ネイティブ校正で解消する
  • 日本仕様の表記:住所は番地から書く、電話番号は国番号(+81/+1)から書く、日付は「August 26, 2026」形式、単位は必要に応じてインチ・ポンドを併記する
  • 問い合わせフォーム:郵便番号・都道府県の必須項目が英語圏の入力を妨げる。氏名の姓名順、州・国の選択肢、時差を考慮した返信目安を明記する
  • 情報設計:会社の歴史や理念から始まる構成は英語圏では読まれにくい。最初の一画面で「誰の課題をどう解決するか」を示す
  • フォントと文字量:日本語より英語は横に長くなる。ボタンや見出しが崩れないか、英語での表示確認を行う
  • URL構成とhreflang:日英の切り替えや検索エンジンへの言語指定を誤ると、英語ページが日本の読者に表示される「すれ違い」が起きる
  • ADA・プライバシー:アクセシビリティ、Cookie同意、プライバシーポリシーの英語版を用意する
  • ホスティングの地域と表示速度:読者に近い地域のサーバー・CDNを使い、モバイルの表示速度を確認する
  • 公開後の体制:英語の問い合わせに誰が何時間以内に返信するかを決めておく。返信が遅いと、せっかくの問い合わせが失われる

AI検索時代の英語サイト制作|AEO・GEO・LLMOで差がつく設計

AI検索時代の英語サイト制作(AEO・GEO・LLMO)

「ホームページ制作」「Web制作会社」は英語で何と言う?

「ホームページ制作」は英語では website design、website development、または web design and development と表現します。「Web制作会社」は web design agency や web development company が一般的です。日本語の「ホームページ」を homepage と訳すと、英語ではトップページ(サイトの最初のページ)を指すため、サイト全体を意味する場合は website を使います。

日本語 英語表記 補足
ホームページ(サイト全体) website homepage はトップページの意味
ホームページ制作 website design / website development デザイン中心なら design、開発中心なら development
ホームページ制作会社・Web制作会社 web design agency / web development company digital agency も一般的
Web制作 web design and development 「web production」は映像・音声制作の意味で使われることが多い
英語サイト制作 English website development / English-language website 海外向けなら localization(ローカライズ)も使う
ランディングページ landing page 略して LP は英語圏でも通じる
お問い合わせ Contact / Contact Us ボタン文言は Contact Us が一般的
会社概要 About Us / Company Profile ページ名は About Us、資料では Company Profile
事業内容 Services / What We Do / Our Business B2B は Services が分かりやすい
実績 Our Work / Case Studies / Portfolio 制作実績は Our Work、事例は Case Studies
お知らせ News / Announcements ブログ形式なら Blog
採用情報 Careers Recruit は和製英語寄り
準備中 Coming Soon Under construction は古い表現
利用規約/プライバシーポリシー Terms of Service / Privacy Policy Terms of Use も可

メニュー名や見出しの英語表記を誤ると、サイトの第一印象で「英語圏の会社ではない」と判断されます。上の表は制作時に最低限そろえたい表現で、より詳しい用語一覧は別記事で整理する予定です。

一次データ:在米日系ウェブ制作会社の英語SEO実績(Ahrefs調査)

在米日系ウェブ制作会社の英語SEO実績データ(Ahrefs調査)

制作会社の実力を測る最も簡単な方法は、その会社自身のサイトが検索で集客できているかを見ることです。当社が2026年8月にAhrefsで、ロサンゼルス・ニューヨーク・サンタクララに拠点を置く日系ウェブ制作会社5社(A〜E社)の月間オーガニック流入(推定)を調べたところ、結果は次のとおりでした。

会社(拠点) 月間オーガニック流入(Ahrefs推定・2026年8月) 備考
A社(ロサンゼルス・ニューヨーク) 0 被リンク元は200ドメイン超だが、検索流入は推定ゼロ
B社(ロサンゼルス) 0 制作実績350件以上を掲げる
C社(ロサンゼルス) 0 多言語サイト制作を掲げる
D社(サンタクララ・ニューヨーク) 19 料金を公開している数少ない会社
E社(ロサンゼルス・ニューヨーク・アトランタ) 545 流入の大半は米国生活の雑記記事。ウェブ制作の商用キーワードは広告で購入

5社のうち3社は検索流入が推定ゼロ、1社は月19件で、唯一まとまった流入があるE社も、その大半はラーメン店や生活情報などの雑記記事によるもので、ウェブ制作の商用キーワードはオーガニックではなく広告で買っています。2026年4月に行った8社調査(8社中7社の合計が月47件)と同じ傾向で、「サイトを作る会社」の大半が、自社サイトを集客装置として機能させられていないのが実態です(Ahrefsの推定値は日本語サイトの実数より小さく出る傾向があるため、絶対値ではなく相対比較としてご覧ください)。

この確認は、依頼先の候補に対してあなた自身で行えます。方法は3つあります。①Googleで「site:候補会社のドメイン」と検索し、英語ページが索引されているか、ブログが更新されているかを見る。②候補会社の英語ページのタイトルで検索し、上位に出るかを見る。③Ahrefsなどの無料ツールでドメインのオーガニック流入推定を見る。自社サイトで集客できていない会社が、あなたのサイトで集客を実現できる可能性は高くありません。

英語サイト制作に関するよくある質問

英語サイト制作に関するよくある質問

Q. 英語サイト制作の費用はいくらですか?

日本の制作会社で制作費50万〜300万円に翻訳費(日英 1文字10〜16円)が加わり、米国の制作会社で$5,000〜$30,000、AI活用型で1ページ$500〜が目安です。ページ数・言語数・SEOや運用を含むかで変わるため、見積もりでは英語コンテンツとSEOが含まれるかを必ず確認してください。

Q. 英語サイト制作の期間はどのくらいですか?

従来型の多人数チームでは5〜7ページのサイトで6〜10週間、AIを前提にした制作では1〜2週間が目安です。期間を左右するのは、原稿・写真などの素材がそろう速さと承認フローの回数です。

Q. 日本語サイトを翻訳するだけではダメですか?

翻訳だけでは、英語圏の読者の検索意図や読み方に合わないため、見つけてもらえず、読まれても問い合わせにつながりにくくなります。構成・キーワード・表記・技術設定を英語圏向けに設計し直す「制作」が必要です。

Q. 日本の制作会社と米国の制作会社、どちらに頼むべきですか?

日本語での意思疎通を優先するなら日本の制作会社、英語圏の検索意図・法規制・現地の表現を優先するなら米国拠点の会社が向いています。判断基準は「英語圏での実績をURLと数値で示せるか」と「窓口と実作業者が同じか」です。

Q. WordPressで英語サイトは作れますか?

作れます。多くの英語サイトはWordPressで構築されており、多言語化プラグインやhreflangの設定で日本語サイトと併存できます。ただし、テーマやプラグインの選定と表示速度・セキュリティの設計は専門家に任せるのが安全です。

Q. SEOやAI検索対策は制作費に含まれますか?

会社によって異なります。キーワード設計・構造化データ・AI検索向けの直答型コンテンツを制作費に含む会社と、オプション扱いの会社があります。当社は設計段階から含めています。見積もりで「SEO・AI検索対応の範囲」を明記してもらってください。

まとめ|英語サイト制作は「誰が作るか」で決まる

英語サイト制作の成否は、デザインや翻訳の質だけでなく、「誰が英語圏の検索意図を設計し、誰が英語を書き、誰が公開後に運用するか」で決まります。依頼先を選ぶときは、制作会社のタイプ(国内・翻訳専業・海外拠点・AI活用型)を理解したうえで、7つの基準——ネイティブ校正、英語SEO・AI検索の設計力、実績の数値、多言語設計の技術、法規制対応、直接契約、料金の透明性——で比較してください。費用は日本の制作会社で50万〜300万円+翻訳費、米国の制作会社で$5,000〜$30,000、AI活用型で1ページ$500〜が目安です。

JU Marketingは米国テキサスを拠点に、AIを使いこなすシニアコンサルタントが窓口と実作業を兼ねる体制で、英語サイトの設計・制作・英語SEO・AI検索対応・運用までを一気通貫で支援しています。「自社の場合はどのタイプの会社に頼むべきか」「今の英語サイトを作り直すべきか」といった相談は、無料コンサルティングからお気軽にどうぞ。制作・運用サービスの内容と料金は英語サイト制作・運用サービス、月額制でマーケティング全体を任せたい場合はAIコーディネーターをご覧ください。

参考資料

JU Marketingについて

日本企業の海外展開、特にアメリカ市場におけるウェブ戦略・デジタルマーケティングを専門とするコンサルティング・ファーム。最新のSxEO(Search Everywhere Optimization)に基づき、ウェブ構築からコンテンツ制作、広告運用までを一気通貫でサポートします。


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