ウェブサイト運営の盲点ー外部ウェブサイトからの被リンクチェック!

外部ウェブサイトから貼られる被リンクは、ウェブサイトを運営していく上において、必須のチェック項目です。本記事では、どのように外部ウェブサイトからの被リンクをチェックするか?また、その重要性は何か?について解説していきます。

被リンク(Backlink)とは何か?

被リンク(Backlink)とは、あるウェブサイトから別のウェブサイトにリンクしたときに作成されるリンクのことをいいます。被リンクは 「インバウンドリンク」、 「インカミングリンク」などと呼ばれることもあります。被リンクは、Googleのインデックスにおいてランキングを決める非常に重要な要素であり、SEO対策において必ず注目をしなければいけない項目です。

なぜ外部からの被リンクがSEO対策上、重要なのか?

外部のウェブサイトに貼られた、自社のウェブサイトへの被リンクは、そのリンクを貼ったウェブサイトが自社ウェブサイトを信頼しているという証になります。Googleなどの検索エンジンは、これをウェブサイトの評価に利用しています。特に、大手メディアや教育機関、政府など権威のあるウェブサイトからの被リンクは重要で、Googleなどの検索エンジンは、こうした権威のある被リンクをカウントして、検索結果に反映させています。つまり、権威のあるウェブサイトから被リンクを獲得することは、検索におけるランキング順位にプラスの影響を与えることになり、重要なSEO対策の一環なのです。これをSEO外部施策(Off Page SEO)と呼んでいます。

 

被リンク獲得の乱用は、Googleから制裁を受ける結果に。

被リンクは、数をあつめればいいというものではありません。以前は、「被リンクの数」が検索順位に影響を与えるのみだったので、スパムサイトを作り、めったやたらと被リンクを増やすチート行為が横行した時代がありました。また、被リンクを売買するような業者も現れ、内容がない質の低いページに大量の被リンク掲載して、それを販売するなど、ユーザーの利便性を無視した行為が横行したことがありました。こうした行為を「ブラックハットSEO」と呼びます。

これを受けて、Googleは、2012年から2016年の間に、ペンギンアップデート呼ばれるアルゴリズムの変更を行い、質の低いウェブサイトからの被リンクを受けているウェブサイトにペナルティを与え、検索順位を下げるなどの制裁を加えるようになりました。このため、このペンギンアップデートによって、多くの企業ウェブサイトが影響を受け、オンライン販売の売上が下がったりするなど、深刻なダメージを受ける企業が続出しました。(Googleのペンギンアップデートの正式アナウンスは、こちら(英語)→Penguin is now part of our core algorithm

Googleは、ユーザーが求めている情報を的確に伝えることを命題とします。そのため、その目的に合致するようにウェブサイトで情報を発信していくことが、オンライン集客を増やす意味においても重要になるわけです。その一つが、前章で述べた「権威のあるウェブサイトから被リンク獲得」になるわけです。これを総じて「ホワイトハットSEO」と呼びます。

ペナルティ画像

外部サイトからの被リンクをいつもチェックする必要があるースパムの監視

ウェブサイトを運営していく上において、外部からの被リンクには、いつも、目を光らせておく必要があります。チェックを怠ると、知らぬ間に大量のスパム被リンクを自社ウェブサイトに向けて貼られ、Googleから制裁を受ける結果になりかねない可能性があるからです。

スパムに対するGoogleの取り組み

2020年6月9日、Googleは、「Why keeping spam out of Search is so important(検索におけるスパムを排除することがなぜ重要なのか?)」というタイトルでスパムに対する取り組みを自社ブログで発表しました。このブログの中で、Googleは、スパムについて、コンピュータ(AI)による自動監視と人間の目によるマニュアル監視の両方を実施していると説明しております。

スパムとは、本記事のトピックである大量の外部リンクの貼り付けのほかに、Googleが発表するガイドラインに違反して悪意のあるコンピュータウィルス(マルウェアなど)を仕込むように仕向けたり、個人情報を盗み出そうとするような行為を言います。

今回、Googleが発表した内容によりますと、このようなスパムと思われるページは、毎日、250億個見つかっているそうです。毎日です。すごいですね・・・。Googleは、日々、こうしたスパムを検索結果から排除する努力を続けているとのことです。もし、自社が運営するサイトで、Googleのガイドライン違反が見つかった場合、Googleは、Search Consoleを通じて、違反事実を報告してくれるとのことなので、サイト運営者は、こまめにSearch Consoleのメッセージに目を光らせておく必要があるといえるでしょう。

ルール 画像

どうやって外部からの被リンクをチェックすればよいのか?

外部からの被リンクは、検索結果に大きく影響するとお話ししました。悪意のあるスパムのチェック以外にも、自社のウェブサイトにどのような外部ウェサイトからリンクを貼られているか?は、健全にウェブサイト運営を行っていく上において、非常に重要な行動です。本記事では、「Google Search Consoleを使って被リンクを確認する方法」と「UberSuggestを使って被リンクを確認する方法」について解説をしていきたいと思います。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を使って被リンクを確認する方法

Google Search Console外部リンク

Google Search Console(サーチコンソール)を開き、左のサイドメニューで「(1)リンク」をクリックします。なお、Search Consoleの詳細については、こちら。→「Google Search Console / グーグルサーチコンソール ー 検索パフォーマンス分析ツール

(2)外部リンク情報です。外部リンクの項目は、下記の通り。

  • (2)-A:「上位のリンクされているページ」=外部から被リンクを受けている自分のウェブサイトページのURL
  • (2)-B:「上位のリンク元サイト」=外部のウェブサイトのドメイン名
  • (2)-C:「上位のリンク元テキスト」=被リンクが貼られているテキスト

(3)内部リンクの情報です。内部リンクの項目は、下記の通り。

  • (3)-A:「上位のリンクされているページ」=自分のウェブサイト内のリンクの一覧
このリンクを確認することで、外部からの被リンクの数、被リンクの内容を確認することができます。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)を使った外部被リンクの確認方法

Neil Patel氏が提供するUbersuggestにアクセスします。アクセスは、こちら。→「Ubersuggest

以前は、ログインしなくても利用できたのですが、最近、利用者が増えたことにより、Ubersuggestの利用には、ログインが必須になりました。Googleアカウントを利用して、Ubersuggestのアカウントを作成する必要があります。無料でも利用できますが、使用できる機能に制限があるようです。Ubersuggestの有料登録についてはこちら。→「ウーバーサジェスト(ubersuggest)の登録方法や使い方を画像付きで紹介

Ubersuggest フロントページ

アカウントを作成し、ログインすると下記のような画面になります。

中央の「キーワードかドメインを入力」欄に検索したいURLを入力し、左のサイドバーで、「被リンク」をクリックします。今回は、Ubersuggestを提供するNeil Patel氏のURL「https://neilpatel.com/」を例にしてご説明していきます。

Ubersuggest 被リンク画面00

「ドメインスコア」は、Ubersuggestがはじき出したそのウェブサイトが持っている「ウェブサイトの強さ」を表しています。1-100でスコアリングされ、高い点数ほど、Googleからの信頼性が高いことを表しています。

「被リンク」は、neilpatel.comへ貼られている外部からの被リンク数です。

「参照ドメイン」は、neilpatel.comへリンクを貼っているドメインの数です。

「月間オーガニックトラフィック」は、ubersuggestの別のページで閲覧することができます。詳細は、こちら。→「UberSuggestで競合他社のウェブサイトを分析する」

Ubersuggest 被リンク経時変化、獲得&消滅被リンク数

「被リンク経時変化」は、neilpatel.comへの被リンク数と参照ドメイン数を時系列にグラフにしたものです。

「獲得&消滅被リンク」は、新たに獲得、または消滅した被リンク数を「dofollow」「nofollow」別にグラフにしたものです。「dofollow」は通常の被リンク、nofollowは相手に自分のドメインの権威(EAT)を継承しないリンクです。本件についての詳細については、近日中に記事にしたいと思います。

上記は、被リンクの詳細リストです。

(1)で、オレンジ色で表示されているテキストは、neilpatel.comに被リンクを貼っているページのタイトルです。ソースはURL、ターゲットは貼られているneilpatel.comのリンク先になります。

(2)「ドメインスコア」は、被リンクを貼っているウェブサイトのドメインの強さです。

(3)「ページスコア」は、被リンクを貼っているページの強さです。

(4)「リンクタイプ」被リンクが、テキストか画像かを表示しています。

(5)「アンカーテキスト」neilpatel.comに被リンクを貼っているテキストの内容です。

(6)「初検知日」被リンクが初めて検知された日を表示しています。

(7)「最終検知日」被リンクが最後に確認された日を表示しています。

外部リンクからスパムを読み取る

外部リンクの数を確認し、場合によって、被リンクを受けているソースのウェブサイトの内容をこまめに確認することで、自分のウェブサイトの外部施策SEO監査をおこなうことができます。

例えば、意味の分からないドメインから大量のdofollow被リンクを受けている事例が発見された場合には、ブラックハットSEOを意識したスパム攻撃である可能性があります。そのような場合は、自分のウェブサイトに悪影響が及ばないよう被リンク元のサイト運営者に被リンクを外してもらうよう依頼したり、場合によっては、Googleに通報して、検索結果に被リンクを考慮しないよう依頼したほうが良いでしょう。

Googleへの被リンク否認申請については、こちら。
「説明→バックリンクを否認する」「否認申請→リンクの否認

善意のある被リンクを見つけ、新たなつながりを創出する。

もし、新たに、外部ウェブサイトからの被リンクを発見し、それが自分のウェブサイトに良い影響を与えてくれるものであれば、ぜひ、そのリンクを貼ってくれたサイト運営者に連絡し、新しいつながりを創出するのが良いと思います。お互いに情報交換をすることで、新しいビジネスや顧客層の創出につながるかもしれません。

まとめ

今回は、経営者が知っておくべきSEO外部施策について、ご説明いたしました。

  • 外部からの被リンクは自分のウェブサイトの権威(EAT)向上につながる。
  • 外部からの被リンクを悪意をもって獲得するとGoogleから制裁を受ける。=検索順位が下がる。
  • スパム被リンクが貼られていないか、常に監視する必要がある。
  • 外部からの被リンクの確認の仕方:Google Search Console & Ubersuggest
  • 悪意のある外部からの被リンクは、Googleに否認申請ができる。

今回ご紹介した内容をもとに、常に、自社サイトへの被リンクをチェックし、健全なウェブサイト運営をしていけば、Googleから良い評価を受け、検索ランクが向上し、多くのお客様との接点(タッチポイント)を増やすことができると思います。ぜひお試しください。

もし、ご質問などがございましたら、下記コンタクトリンクよりご連絡をお願いいたします。また、ぜひ会員登録をお願いいたします。定期的に役立つ情報をメールで配信していく予定です。

R.Seki

日本のIT企業で営業をとして活動後、2008年に渡米、サンフランシスコでMBA取得。米国で様々なプロジェクトに参加後、ビジネスリサーチを展開。テキサス州サンアントニオ市在住。JU Marketingを通し、日本の多くの企業の方が適切なデジタルマーケティングを推進していただけるよう情報を公開しています。ご質問がございましたら、なんでもご相談ください。

コメントを残す